マゼックス(Mazex)の新潟代理店になりました。飛助Ⅲ、飛助DXの取扱い開始です
IT農業担当の加藤です。
カトウAMは2018年から、産業ドローンメーカー、
株式会社マゼックス(Mazex)さんの、新潟販売代理店となりました。
低価格の農業ドローンとして人気の「飛助」シリーズの取扱いを開始し、
販売はもちろん、点検整備や飛助シリーズに対応した技能認定教習も、
安価にご提供していきますので、ご期待ください。
また、送電線工事用の「延助」シリーズや、空撮用、観測用、救難用など
各種の産業ドローンも取扱いますので、導入をお考えの方はご相談ください。
マゼックスって、どんなドローンメーカー?
マゼックスは大阪に本社がある、ドローン製造メーカーです。
もともとは、ヘリコプターや飛行機などの空物ラジコンを取り扱っていたそうです。
2000年代後半から、地元大阪の農家さんの要望で、
農業ドローンの開発をスタートしたとの事です。
ドローン黎明期の頃は「ドローン」という言葉は、まだ世の中になく、
「マルチヘリ」や「マルチローター」「マルチコプター」という言葉で、
一部の熱心なマニアやラジコンオタクだけのものだったようです。
そんな頃から、マルチローター(ドローン)の可能性に気づき、
「これは一般農業者さんにも役立ちそうだ!」と開発を続けてきたようです。
その甲斐あって、既に飛助シリーズは、累計300台以上も
出荷された、人気の農業ドローンになりました。
左が私で、右側が開発リーダーの松添さんです。
私のような新潟人がイメージする「テンポとノリのいい大阪のオッチャン」というよりも
優しい語り口の裏に、ドローン開発にかける「静かなる情熱」がにじみ出る、
まさに職人肌、プロフェッショナル・エンジニア! という方でした。
マゼックスのココがすごい!
マゼックスは、低価格ドローンの中で唯一、開発の初期段階からかなりの費用をかけて、
空中散布試験によるデータ収集と改良を重ねています。
フラグシップ機である、10L積載の飛助DXは、
300万円台のドローンと同様に、
農水協(農林水産航空協会)の求める性能基準をクリアし、
5L機もそれに迫る精度を持っています。
高い性能と低価格という、農業現場のニーズに、
しっかりと向き合っているメーカーさんでした。
【追記】
10Lの飛助は2018夏頃に、正式に農水協の認定も取得しました。
認定機体として運用する場合は「飛助MG」という機体名になります。
マゼックスの販売代理店になるまでの経緯
2017年ごろ、DJIのPhantomをはじめとするドローンが爆発的に普及し、
ドローンの農業利用も、かなり現実味を帯びてきました。
私自身も前職がIT関連だったため、ドローンについては大変興味があり、
法律や構造について調べたり、自分でもいくつか製作してみました。
そのころ、当社の近くで防除ラジヘリのオペレータをされていたお客様が、
「農業ドローンは、マゼックスの飛助が良さげだよ!」と、
ご紹介頂いたことが、最初のきっかけでした。
何度かマゼックスの担当者さんとお話しして、
自分でも、大阪のマゼックス本社へ訪問することにしました。
開発フロアや製造フロアを見せていただいた後、
いよいよ実際に、飛助Ⅲ・飛助DXとご対面です。
飛助は、産業ドローンのキモである、機体フレームの堅牢さはもちろん
農薬散布時の性能や安定性を高めるための、パッと見では分らない
数多くの工夫に「なるほど!」と、うなりました。
すでに農機市場では 大手メーカーさんの300万円台の農業ドローンが
出そろった時期でしたが、それらと比較しても全くひけをとりません。
むしろ、自動散布機能や自動帰還機能など、
メリットが沢山あると、ワクワクしたことを覚えています。
部品調達やメンテナンスなどのサポート体制も十分整っており、
これなら、地元新潟の農業者の皆様にも、
自信を持ってお勧めできると強く感じました。
その後、弊社カトウAM側の、農業ドローンに対する想いや、
新潟の農業や、稲作の状況などをお話させていただきました。
そんな経緯で、一緒に農業を盛り上げましょう!と
販売代理店として参加させて頂くことになりました。
これからも、よろしくお願いします。