農業ドローン「飛助」の充電器の使い方

農業ドローン飛助シリーズの基本セットには、
専用のバッテリー充電器がついてきます。
農業ドローンのバッテリーは、
LiPo(リポ)バッテリーを使うのですが、
扱いに少しクセがあります。
そこで今回は、飛助の充電器の使い方をご紹介します。
なお、取説にも詳しい記載がありますので、合わせてご参照ください。
延線工事ドローンの「延助」シリーズも使い方は同様です。
1、飛助用充電器の電源を入れる
飛助の充電器の電源プラグは、アース付の3本プラグです。
充電器の本体裏側に、赤い主電源スイッチがついています。
2、飛助用充電器に、バッテリーをつなぐ
バッテリーからは、黄色と白色、2種類のコネクターが出ています。
・黄色:メイン電源用(赤と黒の太いコード線)
・白色:セル電圧の確認・調整用(複数の細いコード線)
左右のバッテリーとも、コネクタの色を合わせて、充電器に接続します。
本文作成時、正しく接続するとこのようになります。
★飛助3の場合は、マイナスの端子(黒いコード)が、すべて右側になります。
★飛助DXの場合は、マイナス端子のコード色が異なるのでご注意ください。
★ご注意★
2つのバッテリーのコネクタを、交差して接続しないでください。
最悪の場合、発火・爆発し、大変危険です。
3、飛助用充電器を「バランスモード」で充電する
LiPoバッテリーは、複数のバッテリーセルが接続されて、
1つのバッテリーになっています。
これら各セルの電圧を合わせて充電したほうが、
性能を引き出すことができ、バッテリーも長持ちします。
そのための方法が「バランス充電(Balance Charge)」です。
電源投入後の充電器の表示を確認すると、
初期状態では「LiPo Fast Charge」になっています。
これを「LiPo Balance Chg」に変更していきます。
次に、上カーソルボタン【↑】を押すと、充電モードが変更できます。
表示が、「Balance Chg」になるまで押してください。
続いてもう一度【Startボタン】を押すと、点滅している項目が
充電モードの設定「Balance Chg」から、電流値の設定「10.0A」に移動します。
今回の写真では、「10.0A」が点滅している状態になります。
ここでは、バッテリーにどのくらいの電流を流して充電するかを設定します。
上下のカーソルボタン【↓】【↑】を使って、電流値を変更して下さい。
■飛助Ⅲ・・・10.0A
■飛助DX・・・13.0A
” ぴ~ろ~り~♪ ”
コネクタが抜けていたりすると、
エラー表示が出て止まります。
4、充電の進行状態を確認する
充電中に、上ボタン【↑】や、下ボタン【↓】を押すと、
バッテリーの状態や、充電状況を見ることができます。
バッテリーが満タンになると、自動で充電停止します。
5、飛助充電器を(途中で)停止する
もし、途中で充電を停止したい場合は、
Stopボタンを押せば、途中で停止できます。
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リチウムポリマーバッテリーを充電するときは
出来る限り、バランス充電モードをお使いください。
また、長期保管時は満タン充電にすると寿命が短くなるので
40%~60%くらいの電圧になるようにしてください。